『第24回おのみち100km徒歩の旅に向けて』
青少年健全育成を掲げて平成15年に始まった
「おのみち100km徒歩の旅」は
皆様のご支援を得て、24回目の開催を迎えることが出来ました。
有り難うございます。
今年は、小学生時代に100km完歩に挑戦した子どもが保護者となり、
おの100にとって2代目になるご子息が100km完歩に挑戦されます。
2代目の小学生は一昨年に続いて二人目です。
過去に学生ボランティアとして活躍した方のお子さんも3名参加され、
時代の変遷も感じる開催になりました。
梅雨明けが遅い年は暑さ慣れが難しく熱中症対策が大変ですが、
今年は早くに梅雨が明けましたのでその点での心配はありません。
しかし、40℃超えの酷暑に迫る暑さになりそうですから、
これまで以上に熱中症対策を入念にしなければならないと気を引き締めています。
ところで、新型コロナウイルスが5類感染症になって3年余りが経過し、
感染についてはひと段落といったところですが、
人との関りを断絶した”後遺症”はとても大きく、
当時、中学生だった現在の大学生は、
他人に対して無関心の傾向が他の年代よりも大きいように感じています。
結果、相手意識が大切になるコミュニケーション能力の育みにも影響があり、
相手との信頼関係の上に成り立つチームビルディングも課題があるように感じています。
まさに、おのみち100km徒歩の旅が目指している、
生きる力の育みがこれまで以上に求められていると思っています。
青少年の生きる力を育むためにも、
実社会で力強く生き抜いていく若者を育んでいくためにも
あとから来る者のために、
精一杯サポートして参りたいと思います。
さて、昨年の第23回おの100は丸二日間雨の中での歩行になりましたが、
今年はどんな5日間が待っているのでしょうか。
5日間の教育目標は、
初日が出会い、二日目が忍耐、3日目が観えない力、4日目が感謝、
そして、最終日が感動ですが、
今年もさまざまなドラマが誕生するのでしょう。
子どもたちは素晴らしい潜在能力を持っています。
自分たちの住んでいる地域を4泊5日を掛けて歩くという実体験を通じて、
少しでも「生きる力」を宿してもらいたいと思います。
誇りある郷土に触れながら、
“忍耐力”、“積極的な行動”、“感謝の気持ち”、
“出会いの素晴らしさ”、“夢を持つことの大切さ”、
“自然との共生”、“挑戦する勇気”、等、
多くのモノを体感し、
さまざまな学び・気づきを得てもらいたいと思います。
今後ともご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和8年7月23日寄稿
NPOおのみち寺子屋
理事長 柿本和彦
令和8年7月23日寄稿

NPOおのみち寺子屋
理事長 柿本 和彦
事業趣旨
①青少年健全育成(体験学習)
国家百年の計といわれる中にあって、青少年問題は大変重要な課題です。
学級崩壊や青少年を巻き込んだ問題、更には凶悪犯罪の低年齢化等、
今までに無い青少年問題も発生しています。
これらに共通して言えることは「生きる力」が欠乏していることです。
生まれた時から平和で豊かな環境がゆえに人間の内面的な育みがなされていないのです。
実体験を通してからでなければ、なかなか身につかない人間の内面的なもの、
「忍耐力」「協調性」「創造力」「積極性」「自分自身で問題を解決していく力」「優しさ」「たくましさ」等、
多くのものが欠乏しています。
体験を通して学び、成長し、たくましい大人になる子どもたちの「生きる力」の育みの一助になればと思います。
②生涯学習「やりがい・生きがいの創造」
私たちは心豊かに生きるためにさまざまな機会を捉えて自己実現を図ることが必要です。
学校を卒業するまでが勉強の期間では無く、生涯を通じて勉強し、自己実現を図ることが必要です。
また、自分自身の金銭的な損得を左右する学びではなく、
他者に対して施す、地域に対して奉仕する、環境に対して配慮する等、
自分以外のものに貢献する事が「やりがい」、「生きがい」につながり、心豊かな人生につながります。
「やりがい」、「生きがい」は私たちの内面にあります。
決して私たちの外にあるものではありません。
多くの方に「やりがい」、「生きがい」を見つけていただき、「生涯学習」の一助になればと思います。
③市民参加のひとづくり
自己責任の下、“自分たちのことは自分たちでする。”そんな時代がやって来ました。
自分たちのまちは自分たちの手で創り上げる。
これからのまちづくりは、いかに自分たちのまちを愛し、まちのことを考え、
オンリーワンのまちづくりを行っていくかで生き残りが決まってきます。
まちづくりは、つまるところ「ひとづくり」です。
さまざまな問題に対してその問題を“自責の念”を持って取り組んでいる人が何人いるでしょうか。
自ら進んでその問題を解決していく行動にはなかなか踏み切れないのが現状ではないでしょうか。
自分たちのまちことを自分のこととして考え、行動し、未来の子どもたちに豊かな社会を残していく、
そんな想いの市民が一人でも多く誕生して欲しいと思っています。
④地域コミュニティの活性化
“隣の人は何する人ぞ!”こんな言葉が蔓延している現代社会。
昔からの伝統行事が火を消し、あるいは継承されていたにせよ、
他人との関わりを敬遠し参加者は減少の一途をたどり、
仲間意識や郷土愛など芽生えにくい時代になりました。
個人主義を利己主義に履き違え、
その結果、自分さえ良ければ、自分の家庭さえ良ければ、
そんな一人ひとりの心のあり方が
この現代社会で多くの問題を発生させている原因の一つになっているのではないでしょうか。
「地域との関わり」、「人との関わり」の素晴らしさを再認識し、
明るい豊かなコミュニティづくりに寄与出来ればと思います。
活動内容

小学校4年生から6年生の子どもたちが、
尾道市内の道のり100kmに挑戦します。
本番では、おの100リーダー養成を修了した学生リーダーが小学生をサポートします。