趣旨
「一年の計は、穀を樹うるに如くはなし。
十年の計は、木を樹うるに如くはなし。
終身の計は、人を樹うるに如くはなし。」(管子)
「教育は国家百年の計」と言われる中で、
教育の原点である家庭における教育を再考し、
少子化、核家族化の中でより一層重要になってきた地域の教育力の回復に
努めていかなければなりません。
また、活力と知力を兼ね備えた、
個と公のバランス感覚のある社会起業家を育成していかなければなりません。
そして、地域主権の流れの中で、
『自分たちの地域(まち)は自分たちで創る』という意識を持って、
私たち一人ひとりが何が出来るかを考え、行動を起こすことが必要です。
地域つまりそこに住む人々が奮起して、
地域(まち)の将来を自分のこととして考え、地域を育み次世代に伝えていく、
そんな気概を持つことが何よりも大切になってきています。
ナンバーワンを目指す競争ではなく、
独自性のあるさまざまな地域特性を活かした
他の地域とは違うオンリーワンの地域を目指し、
地域に住む人々が活き活きと生活できるように、
まちのアイデンティティを認識し、
地域を愛する心、地域を支える心を醸成していくことが、
現代を生きる者としての使命であるように思います。
そこで、おのみち寺子屋では、
地域(まち)を構成する市民一人ひとりにスポットを当て、
魅力ある人間を創造することで、まちに貢献して参ります。
経験や知識に囚われることなく、
あるべき姿を模索しながら、
常に不易流行の精神で一日一日を精一杯生きる元気あふれる人間。
自分自身の足元をしっかりと見つめ、
自分の位置や役割、存在意義を再認識して、
感謝の念を持って行動するたのもしい人間。
すべての問題や課題を自分自身の責任と考え、
夢と志を持って忍耐強く前進していく、たくましい人間。
そのような元気あふれる、たのもしい、たくましい人材を育むことにより、
将来のまちの魅力度を上げて参ります。
私たちの成長を妨げる最も有害な敵は自分自身の内にあります。
地域(まち)を愛する多くの方々と共に成長するために、
NPO法人として広く市民の方々に発信し、
そして、共に心を鍛え、
周りにある全てのものと共生し
使命感を持って謙虚に積極的に行動するための資質や能力を開発することにより、
市民一人ひとりの仕合わせな人生を演出し、
引いては地域(まち)の発展に寄与して参ります。